東洋大学白山ラジオサークル「FAM」

こんにちは。東洋大学白山ラジオサークル「FAM」のBLOGです。

羊を枕にしたい

こんばんは、M藤です。

なんだか毎回毎回名乗るのも変な感じなので俺も副代表の真似して「会計(仮)の日」っていうトップ絵貼ろうかな、と思ってたんですけど、これよく見たら記事名の下にカテゴリ名として僕らの名前でてるんですね。なんだ。一件落着。

 

さて、すっかり桜も散っちゃって季節は完全に春ですね(ここ数日はやけに寒いけど)。最近は春眠暁を覚えずという言葉の通りに11時に起きて昼から授業に出るという駄目な大学生の手本みたいな生活を送っているのですが、そうするとどうなるかっていうと夢をたくさん見るわけです。僕は夢が好きで好きで、多分人生において一番楽しいことも一番悲しいことも夢の中で体験したんじゃないかと思っていて将来の夢は夢の中で体験できるような「あの」感覚を現実の世界で再現することなんですけど、それだけ夢に執着しているので例えば小説を読んだり映画を見たりする場合でも「夢っぽいかどうか」ということが僕の中でその作品の良し悪しを決める判断基準の一つになっています。

しかし小説にしても映画にしても純粋に夢的な作品というのはそんなに多くありません。夢を題材にした作品というのは山ほどあるんですけど、そういう作品はあくまで夢を物語の装置の一つにしているだけで、むしろ夢の世界と対比して現実の世界が強調される分「夢っぽい感じ」から遠く離れてしまっているんです。

そんな中で僕が心の底から愛している、まさに夢のような作品が一つあります。バリー・ユアグロー著 『一人の男が飛行機から飛び降りる 』です。この本に収められているのは異常に長い時を生きる父親の話や魚類を祖先に持つ女の子の話など要約だけ書くと荒唐無稽なものばかりなんですが、しかし、頭がおかしいと思われるのを承知で書くと、僕はこの本のどのページを読んでも強烈なデジャブ感に襲われます。昔どこかで体験したような気が、より正確に書くなら「昔同じことを夢で見たような」気がするのです。この本に収められている話の全てが僕にとっては個人的な夢の内容であって、そしてきっと誰が読んでも同じ感想を持つと思います。文庫化していて著者の他の作品とともに容易に入手できるので、一度書店で手に取ってみてください。

 

今回ちょっと思うことあって改行少なめで書いたんですけど、異常に読みづらいですね。次回は反動でグラビアアイドルのブログ並みに改行が多い記事になるかもしれないです。それではまた来週。