東洋大学白山ラジオサークル「FAM」

こんにちは。東洋大学白山ラジオサークル「FAM」のBLOGです。

たとえ狐でもいい

いやー副代表のうつったかな? 全く書くことが思い浮かばないM藤です。

そもそも俺みたいな私文盲ニート野郎の生活にはブログに書けるような出来事なんてそうそう起こらないわけですよ。だから毎回毎回死の恐怖についてとか夢のこととか読んだ本の感想とか実生活に全く即していない記事ばっかり書いてるんだけど、そういうのって頭回らないときには一ミリも書く気起きないし、さてどうしたものか。

あ、じゃあ最近ちょっと感動したことについて書いてみよう。でも困ったことに最近感動したのってなんとなく読んだ18禁漫画のラストシーンに出てきたとある民話からの引用が秀逸だった、ってことなんだよな…。こんなのブログに書いていいのだろうか。まあいっか。書くよ。オカルトと死の話ばっかり書いてるよりはましであろう。

その漫画ってのはある男と性行為専用ロボットの恋の話で(あーすでに書き始めたこと後悔している)、まあテンプレ通りロボットは処理されちゃったりなんたりで悲しい結末を迎えるんですけど、ラストの男がロボットとずっと一緒にいてやれなかったことを後悔する場面で、『日本の民話』っていう世界文化社の本からこんな引用がされるんですよ。

それっきりおよめさんはかえらなかった

おとこはおもった

いっしょに村をでていけばよかった

たとえ狐でもいい

いっしょにくらしたかった

そしてあるひ

およめさんをさがしにでかけ

そのままにどとかえってこなかった

要するに人間と化け狐の恋の話をそのまま人間とロボットの恋の話になぞらえているわけですな。こういう人間とそれ以外の種族の恋の話ってのは異類婚姻譚って言うんだけど古今東西問わず山のようにあって、中にはハッピーエンドのやつもあるが大体は泡になって消えた人魚姫みたいに悲劇で終わってしまう。そして俺はそういう話にとことん弱いんです。上記の引用でも特に「たとえ狐でもいい いっしょにくらしたかった」のところで目頭が熱くなる。「たとえ狐でもいい」。そこまで思っているのに悲劇で終わってしまう、ってところが切なさを煽りたてますね。

 

あー俺も今回代表の写真貼ってお茶を濁せばよかったかな。来週はもっと頭良さげな記事書けるように頑張ります…。