寝れない寝れたい

こんばんは会計M藤だよ。（仮）がとれて正式に会計になったよ。これからがんがん仕事をこなしていくぜー。高校時代会計補佐だった俺に死角はない。でもその時は会計がめちゃくちゃ優秀なやつだったから俺には全然仕事回ってこなくて雑用っぽいことばっかりやってた。つまり死角がないんじゃなくて会計の資格がないっていうことだな？ わーおこいつは一本取られたぜ。

なんで今日こんな妙なテンションかっていうと自分でも確信はないけど、多分読んだ本が原因だと思う。イアン・マキューアンってイギリスの作家の『アムステルダム』っての読んだんだけど、なんていうの？ センスがいい悪意の塊、みたいな本だった。最後に見せられるであろう悲劇がどのようなものなのか物語中盤あたりから完全に予測できたんだけど、それでもページをめくる指はとまらず、そしてやはり予想通りの結末を迎えたときの言葉にできない「ああー」って感じ。でも小説全体に奇妙な明るさみたいのが漂ってて、結果読んだあとでこんな風なテンションになってしまったよ。ちょっと前に読んだ『死都ブリュージュ』って小説は若くして奥さんを亡くしてしまった男やもめの話で語り口も展開も結末も全て暗い、って本だったんで読んだ後どのような気分でいればいいのかっていうのがはっきりしてたんだけど（要するにしみじみと暗い気分にひたってればいいわけですな）『アムステルダム』の場合は語られてる内容は確実に悲劇なのに語り手がたまにくすくす笑ってるような感じで、なんというか友人が万引きしたことを冗談交じりに話してきたような気分になった。どんな顔したらいいのかわかんないよ！

こんなときは好きな音楽でも聴いてぼーっとしてるのが一番いいと思う。ここ２年くらい僕は日本語ラップに軽くやられていて誰に話しても賛同者０、って状況なんですけど、とりあえず一般受けしそうな音源貼ってみるよ。みんな聴こう！それではまた来週。

泉まくら 『balloon』 pro.by nagaco - YouTube