哲学ばかりで音楽が無いジャックは今に気が狂う
うわあーなんもやる気でねえ。こういうときってあるよな。やらなくちゃいけないことがたくさんあるのに一ミリもアウトプットする気もインプットする気も起きないってときが。こういうときのたったひとつの冴えたやり方は好きな動画やら音楽やらぺたぺた貼って「これはほんとうにやばい」とか「半端ない」とか７歳児並みのボキャブラリーでぐだぐだ語っていくことだろう。
菊地成孔率いるバンドDCPRGのライブ映像。ジミヘンの同名曲のカヴァー。やばい。この頃は正式名称date course pentagon royal gardenで略称DCPRGだったんだけど、活動終了・再開を経て正式名称DCPRGになった。去年の５月にライブに行ったけど本当にかっこよかった。やばい。
ウレロのOPやらモヤさまのＥＤやらでおなじみの在日ファンク。最近リーダーのハマケンＣＭやらバラエティやらでめっちゃ見る。ナイナイの岡村とダイエットバトルしてえぐいくらいに痩せてたけど、既にかなり元の体型に戻ってるみたいで安心。もともとはそんなに興味なかったんだけど前述したＤＣＰＲＧのライブに出演してて一気に好きになった。やばい。
ロックは全然聴かないしニルヴァーナも曲自体は全然なんだんだけど、なぜかこれだけ好き。曲名のリチウムってのは多分躁うつ病とかで処方される向精神薬のリチウムのことだと思う。「曲自体は全然」って書いたけどリーダーのカート・コバーンのファッションとか人間性は割りと好きで、彼が書いた遺書は自分が大学の授業で遺書書くことになったときに大いに参考にした、というかぱくった。カートがロックスターとして一気に有名になってコートニーと内面的に子供同士のまま結婚しちゃって案の定どんどんいろんなことがうまくいかなくなって追い詰められていく過程の痛々しさ。遺書に「俺はうお座のどうしようもない男」みたいなことが書いてあるのが同じうお座としてぐっとくる。
なんだかんだでみんな好きだろ。浪人してるときにとあるメンヘラツイッタラーのツイートで知ったのがはじめ。「ほんとうにださいよな」とか思いながら半笑いで聴いてたけど、気づいたら本当に好きになってた。歌詞に９０年代ワードが数多く散りばめられているのが特徴の一つで、確かに９０年代を生きたものの幼少期だったゆえにほとんど覚えていない今のハイティーンに当時の空気を疑似体験させてくれる。
菊地成孔が10年くらい前に岩澤瞳っていう家電メーカーのＯＬの女の子と二人でやってたSPANK HAPPYっていうグループの「普通の恋」って曲。いいっすよね。アニメとか小説の中じゃないリアルなゼロ年代の空気ってこんなだった気がする。前述したアーバンギャルドは今は知らんけど一時期「SPANK HAPPYの菊地成孔と岩澤瞳が童貞と処女だったら」っていうのをコンセプトにしててボーカルの浜崎容子さんのブログ名も確かこの曲からとってた。
好き勝手書いたけど楽しかった。みんな聴こうぜ。おわり。（Ｍ藤）
