東洋大学白山ラジオサークル「FAM」

こんにちは。東洋大学白山ラジオサークル「FAM」のBLOGです。

腫れ後曇り

きょうは昼すぎに学校に行きました。

お昼休みから友だちの鈴木くんとこんどとる映画の打ち合わせをする予ていだったのですが、1時間いじょうちこくしてしまい、ラインで

「早く来いやごら」

「クズ野郎め」

とたくさんおこられました。

次にとる映画ではぼくは製作と音声をやることになっているのですが、正直積極的に現場に参加できる役職ではないため(もちろん製作・音声が重要な仕事となる現場もたくさんあると思いますが、今回の撮影の場合資金を監督である鈴木君が全額負担するうえにスタッフ・キャストをほとんど身内でまかなっているため製作としての仕事がほとんどなく、また音声にしてもH君からレコーダーを借り受け前回よりも格段に凝ったものにはなるものの、そもそも僕自身に音響についての専門知識が全くないため音の「凝り方」といったものがわからず、努力の方向性が見えないのです)あまりやる気がでず、そのことを鈴木くんにつたえたところ

「なんとかやる気を出してくれ」

と言われてしまいました。

それでいろいろと考えたけっか、やはり音響についてまなび現場で音についてせっきょくてきに関わっていけるようにするのがベターかなと思い、ぼくは5限の反吐が出るほどつまらないこうぎをさぼって神保町に行き、映画における音声や音響に関する本をいくつか立ち読みしてみました。

しかし予想に反して僕の絶望は深まるばかりでした。映画撮影における音声についての本は映像のそれに比べて非常に量が少なく、またあったとしても「映画における音とはなにか」といった形而上の議論に終始したものがほとんどであり、そして音響についての本について言うならそれらはあまりにも専門的に過ぎ僕には理解できず、また理解できたとしてもその理論は自主制作映画程度の機材では実現できるようなものではなかったのです。

ぼくはとてもいやな気もちになって、ああこの手のむりょく感はなんだかなつかしいな、そうだ浪人時代のそれと似ている、などと思い、そしてたえきれなくなってコンビニでウイスキーのこびんを買い、それをすこしずつ飲みながら秋葉原のほうへ歩いていきました。

秋葉原は高校の友だちとよくあそんだまちで、とても好きなのでした。歩いていると「あーあのココスでみんなであまやどりしたな」といったふうに、いろいろ思いだします。

まちゆく人はみんな冬服を着ているのにJKリフレの客引きの方々は制服すがたでとても寒そうでした。それにまじってきれいなイルカの絵を高額で買わせるのを仕事にしているお姉さんがいて、ぼくもしつこくかんゆうされましたが「ぐあいがわるいから帰って寝たい」と言ってことわりました。実際何も食べないでつよいお酒を飲んだのですこし吐き気があったのです。でもとうしょの無力感は消えてなんだかどうでもいい気もちになっていました。こんな話をしたら鈴木におこられるだろうな、と思いました。でも彼は俺がいなくてもちゃんと撮影出来るだろうし、だったらそれはそれでいいことのような気がしました。(M藤)