東洋大学白山ラジオサークル「FAM」

こんにちは。東洋大学白山ラジオサークル「FAM」のBLOGです。

視力の話

 

ひどい雨で予定がなくなったので本を読んでいた。私は本を読むときだいたいいつも眼鏡を外す。読書のとき顔と本の距離が近い方なので、眼鏡をかけていると無理やり近くに焦点を合わせようとしてしまい疲れるからだ。最初の頃は顔を離そうとしていたのだけれど気が付くといつの間にか近づいていて、その繰り返しを何度かするうちに直すことを諦めた。顔と本の距離はちょうど裸眼でくっきり見えるあたりだったのでそれからは裸眼で読むようになった。今にして思えば、近くで読むうちに視力が落ちてその距離でしか読めなくなったのかもしれない。もう少し離す努力をすればよかった。

出先で窓の外を見ていたら何かが空中で浮かんでいた。眼鏡をかけていなかったのでぼんやりとしたシルエットしか見えないのだけれど、それでも人間くらいの大きさの何かが浮いていることは分かった。小さい頃からオカルトが好きだったので、UFOか、はたまたフライングヒューマノイドか、なんて思いながら窓に近づいた。目を凝らしてよく見るとその浮遊する物体の上に長細い何かがあることに気付いた。とても大きく、しかも動いている。目を凝らし見てみるとクレーンだった。人間くらいの大きさのものはただの部品。目の悪い私にはワイヤーが見えなかったのだ。拍子抜けする答えだったけれど、クレーンを見たとき一瞬それが何なのか分からず「巨大な何かが音を立てて動いている……!?」と思ったときの興奮は素晴らしいものだった。あんな大きな動くものが日常的にその辺にあることが最近とても面白い。

 

 

最近読んだ本。

いちご戦争

いちご戦争