クレヨン王国の夢はもう見ない。
センスに強い憧れがある。ここでいうセンスというのはその人の行動や主張のセンスではなく直感的な部分のことだ。二つに一つを選ぶとき、あとで後悔しない選択ができるようなセンスが欲しい。ここまで書いて思ったのだけれど、これってセンスではなく心構えの問題かも。
上の階の人が毎晩11時とすぎるとドンドンとうるさい。何をしているのかは知らないが、これは飛び跳ねる音以外のなにものでもない。いつも30秒ぐらいで終わるので今日も我慢しようかと思ったのだけれどブログを集中して書きたかったので上に向かって「うるさい」と言ってみた。そうすると飛び跳ねる音はすぐに収まった。今日の分の飛び跳ねが終わったのか、私の声が届いたのか。もし私の声が届いたのだとしたら少し悪いことをしたかな、とも思う。「うるさい」と言った時の私は足音とは別の、モヤモヤとした気持ちのせいで少しイライラしていて、それで言ってしまったからだ。普段からイライラしていて言ったのなら別に気にはしない。でもその時の私の言葉には少し八つ当たりが入っていて、だからそれは反省するべきかもしれない。
モヤモヤしたままだと句読点が多い気がする。それ以外の気持ちの時でも句読点が多くなる時はあるけれどもモヤモヤしている時だってそうだ。感情が前面に出ているときは下手に単語の数を多くして勢いを出してしまう。
そういえばこの間テレビをつけたら夢のクレヨン王国というアニメをやっていた。私が子供の小学校に入る少し前にやっていたアニメで当時は毎週欠かさずに見ていた。登場人物の性格なんてすっかり忘れていたものだから、久しぶりに見ると懐かしさよりも先に「こんな子たちだったのかぁ」という気持ちが込み上げてきた。忘れてしまった思い出に懐かしさを感じることはできないのだと気付いた。クレヨン王国のことを書いていたら少し気が晴れた。不思議なものだ。このままいい気分で眠りたい。
最近読んだ本。
- 作者: ウンベルト・エーコ,上村忠男,廣石正和
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2011/12/10
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