東洋大学白山ラジオサークル「FAM」

こんにちは。東洋大学白山ラジオサークル「FAM」のBLOGです。

闘牛

どうも、M藤です。最近人と微妙にうまくいかないことが多くて口を開くと愚痴を言ってしまいそうなので、日常から遠く離れて闘牛の話をします。

闘牛というと普通真っ先に思い浮かべるのはスペインの闘牛士がマントと剣を持って牛と闘うあれだと思うんですけど、僕が今回書くのはスペインではなく四国で見られる闘牛のことです。

四国の闘牛っていうのは闘犬とか闘鶏と同じように牛と牛を争わせるものです。土の闘技場で高さ1.5メートルはある巨大な牛が角と角を絡ませて押し合うさまは観客席から見ていても怖いくらいの迫力があり、牛の鼻綱を引っ張り闘いにけしかける勢子の度量はちょっと信じられないくらいです。僕が見た試合では戦意を喪失した片方の牛が闘技場のはじまで逃げていき、勝利した牛には金の錦が掛けられていました。その後撮影会が開催され怖いものしたさに僕も牛の背に乗り写真を撮ってもらったのですが、試合が終わったばかりで興奮している牛の目は真っ赤に充血しており非常に恐ろしかったのを覚えています。

同時に覚えているのは牛の所有者だと思われる中年男性達の異様なまでに興奮した声色で、なぜ競馬からポケモンバトルに至るまで人々は動物同士を闘わせるという行為に熱中するのだろう、…というのは後になってから考えたことでその場では僕もめちゃくちゃに興奮していました。

動物同士を闘わせるのは代理戦争みたいなもんで人間同士の直接の争いを避けるための知恵なのか、それとも相撲みたいにあれは神々の争いの見立てで神事としての意味合いを持っているのか等々安い考えはいくらでも浮かびますが、そのすべてが闘牛や闘犬、闘鶏その他全ての動物たちの争いを見たときに心に浮かぶ「あの」感覚を汚す役にしかたたない気がするので適当に終わりにします。はい。