財布を出すのも億劫だ
本屋に行ったら中古ゲームの安売りをしていた。少し欲しかったゲームも売っていたのだけれど財布を出すことすら億劫だったので買わずに店を出た。財布を出すという行為を面倒に思うことが増えた。せっかく持ち運びしやすい薄い財布に変えたのに、ポケットに入れて出かけるような機会が増えなかったのであまり意味がなかった。近所のスーパーに行く時以外はカバンの中だ。
秋が好きだ。少し肌寒い時期、ふかふかのカーペットに横になりタオルケットを掛けるととても幸せだ。壁に持たれかかり本とお茶を楽しみたい。そういう日は雨が降っていてほしい。雨音は好きだし空気がひんやりするのもいい。
タオルケットはいつか誰かの誕生日にあげたいもののひとつだ。なかなかその誰かが見つからない。候補がいるにはいるけれど、タオルケットをプレゼントするくらいの距離になることはおそらくないだろう。
くるりの「つらいことばかり」を聴く。気に入ったのでしばらく聴き続けることになる気がする。
ひとつ気に入った曲を見つけると延々と聴き続けることが多い。そしてそういうときはいつも「あ、もう2,3回聴いたら飽きるな」という感覚がやってくる。あの胸が少しむかむかする感覚にはいまだに慣れない。
自分の中にある感覚なのに慣れないものが多い。これからも増えていくのだろうか。感覚は感じないときが続くだけで自分の中から無くなったりはしないんだよな、とふと思った。なんだか不思議だ。腑に落ちないような、胸に引っかかるような、そんな感覚がする。
最近読んだ本。